こんにちは。茨城県を中心に採用マーケティングをサポートしている日宣パートナーズです。
今回は、合同企業説明会を活用した採用戦略についてお伝えします。
採用活動の難易度が高まる今こそ、昨日よりも良い採用活動を
少子化や都市部への人材流出が進む中、地方企業にとって「まずは会社を知ってもらう」ことは大きな課題です。
日宣パートナーズでは、広告運用や求人メディアへの掲載にとどまらず、採用マーケティングの視点から「どんな施策が効果的か?」を分析し、企業ごとの強みや課題に応じた最適な採用活動を提案しています。
今回は、弊社が採用支援を行っているA社が合同企業説明会で実施した自社アンケートの結果から得られた気づきと、そこから導き出された改善策をご紹介します。


※採用アンケートは紙とWEBの両方で回答できるよう準備し、応募者が回答しやすい環境を整えました。回答データはWEBに集約し、視覚的に分析・共有することで、採用活動の課題や傾向を明確に把握できます。
合同企業説明会は、”会社を知ってもらう”絶好の機会
大手求人メディアでも定期的にアンケートは実施されていますが、自社をより深く知るために、A社のブースを訪れた学生約50名を対象に、自社アンケートを作成しました。
まずはじめに「自社を一番最初に知ったきっかけは?」と質問したところ、
1位:「本日の会社説明会」(56.9%)
ナショナルクライアント(全国的に有名な企業)とは異なり、中小企業にとって「まず会社を知ってもらう」ことが採用活動の第一歩です。
求人サイトやSNS広告も有効ですが、合同企業説明会のリアルな場で直接アピールする機会は、企業認知度を高める上でとても重要です。
しかし、「社名を知ってもらう」だけでは不十分です。次のステップとして、社名を覚えてもらい、興味・関心を持ってもらうことが必要です。
当日の説明会で最も関心を持ったのは「職場の雰囲気」
次に「本日の説明会の中で関心を持った内容は?」という質問に対しては、
1位:「職場の雰囲気」(60.8%)
という結果になりました。A社では、現役社員のリアルな声や職場の写真を活用して説明を行ったため、
「働くイメージが湧いた」
「実際の雰囲気が分かって安心した」
といった声が多く寄せられました。
この結果から、求職者は「自分がここで働くイメージが持てるか?」という視点を重視していることが分かります。
しかし、今回の説明会で知りたかったのは「仕事内容」と「勤務条件」
続いて「就職先を選ぶときに詳しく知りたい情報は?」(複数回答可)と尋ねると、
1位:具体的な仕事内容(64.7%)
2位:勤務時間・シフトの詳細(58.8%)
という結果に。求職者は職場の雰囲気に関心を持ちつつも、最終的には「実際に働けるかどうか?」を現実的に考えていることが分かります。
会社説明会資料の改善 - 仕事内容をより詳しく、わかりやすく
この結果を受け、A社には会社説明会の資料の改善を提案しました。
「働きがい」と「働きやすさ」の両面から訴求する
例えば・・・
・「1日の仕事の流れ」をイラスト付きで紹介
・「実際にどんな業務を担当するのか?」をターゲットに合わせて解説
・ 勤務時間やシフトの具体例を明記
といった改善を行い、求職者がより具体的に働くイメージを持てるよう設計しました。

※会社説明会の資料構成を検討し、チェックリストを基に重点箇所を整理。求職者に伝えるべきポイントを明確化し、説明会の質の向上を図ります。

※求職者により伝わりやすくするため、リアルな写真と分かりやすい説明を添えて採用資料を作成。「働くイメージが湧く」内容を意識し、興味を引く資料に仕上げます。
「興味を持たせる」だけでなく、「応募につなげる」仕掛けを
「ふーん、いい会社だな」で終わらせないために、次のアクションを明確にすることが重要です。そこで、会社説明会資料の最後に「職場見学・体験会」の案内を追加しました。
・「実際に現場を見学し、先輩社員と話せる機会を設けています」
・「〇月〇日に職場体験会を実施!ぜひ参加を」
このように、応募につながる導線を用意することで、関心を持った求職者を次のステップへ導く仕掛けをつくりました。
採用活動は、常に最適化が必要
採用市場は日々変化しています。
大切なのは、「流行りに乗る」ことではなく、「自社の強みを見極め、最適な施策を選ぶ」ことです。
「うちには特別な強みなんてないから」という企業様も多いですが、答えはすでに自社の中にあります。
他社と比較してどんな点が魅力か?
予算や人手が限られていても、何を武器にすべきか?
こうした課題に向き合い、最適な採用施策を見つけることが、私たちの役割です。
合同企業説明会で”正しく戦えば”強力な採用ツールに
「大手企業や官公庁もいる中で、中小企業は見向きもされないのでは?」
そう思われるかもしれませんが、合同企業説明会は、“正しく戦えば” 求職者に直接アピールできるチャンスです。
説明会後のクロージングをしっかり行う
これらを意識することで、採用活動の成果は大きく変わります。
採用の最適化を、一緒に考えませんか?
日宣パートナーズでは、アンケートの運用・分析から採用資料の作成、採用サイト制作、求人媒体の選定と効果測定、広告運用まで、新卒採用・高卒採用・中途採用ごとに幅広くサポートしています。
最新の採用トレンドを踏まえつつ、「自社に合った最適な施策」を考え、改善を繰り返しながら、より良い採用活動を実現しています。
そんな企業様は、ぜひ一度日宣パートナーズにご相談ください。
昨日より良い採用活動を。あなたの会社に合った施策をともに考えましょう。