こんにちは、茨城県を中心にWEBマーケティングのサポートをしている日宣パートナーズです。
企業のビジネスの要となるWEBサイト。ふと「このサイト、誰に見られているの?」「どうやって発見してくれたのかな?」と考えたことはありませんか。
企業の公式サイトを多くの人に訪れてもらうためには、「検索される」ことが重要です。
そのために欠かせないのが、ターゲットとなるユーザーが検索する「キーワード」を適切に選び、活用すること。
この記事では、自社のキーワードを知り、それを活用する方法について解説します。
自社のキーワードを知ることが、集客の第一歩
「キーワード」とはそもそも何か?
ここで言う「キーワード」とは、ユーザーが検索エンジンで情報を探す際に入力する言葉のことです。企業が適切なキーワードを選び、それをWEBサイトに反映させることで、より多くのユーザーに情報を届けることができます。
なぜ自社のキーワードを特定する必要があるのか?
自社はどちらのケースに当てはまりますか。静かに、水面下で競合企業と大きな差がついてしまいます。機会損失とならないように、早めの対策を行いましょう。
《NG|キーワードを適切に選んでいない場合》
・ターゲットとなるユーザーがWEBサイトにたどり着かない
・ユーザーが競合サイトに流れてしまう
・検索エンジンで上位表示されず、認知されにくい
《OK|自社に最適なキーワードを特定し活用できている場合》
・情報を届けたいターゲットユーザーにリーチできる
・WEBサイトへのアクセス数が増加する
・売上や問い合わせ数の向上につながる
自社のキーワードを押さえると広報・集客はどう変わる?
キーワードの活用は、インターネット広告やコンテンツマーケティングにおいても重要な役割を果たします。次の2つの手法を活用することで、効果的にサイト流入を増やすことが可能です。
手法1:リスティング広告で狙うべきキーワードを探る
リスティング広告とは?
リスティング広告は、検索エンジンの検索結果に表示される広告のことです。
ユーザーが特定のキーワードを検索した際に、自社のサイトを上位に表示させることができます。
キーワード選びが成果を左右する理由
リスティング広告では、適切なキーワードを選ぶことで以下の効果が期待できます。
・無駄な広告費を抑えられる(ターゲット層以外のクリックを抑える)
・購買意欲の高いユーザーをWEBサイトへ誘導できる
・競争率の低いニッチな市場も狙える
競争が激しいキーワードと、狙い目のキーワードの見極め方
競争率が非常に高いキーワード(例:「採用」「住宅」「化粧品」など)は、広告費が高騰しやすいため、中小規模の企業には不利な場合があります。そのための対策として以下のようなキーワードをリストすると良いでしょう。
・ロングテールキーワード(例:「30代女性向け 無添加化粧品」)
・地域名を含むキーワード(例:「茨城 テニス用品店」) などを狙うことで、より効率的に集客できます。
日宣パートナーズのキーワード戦略
では、マーケティングを本職とする日宣パートナーズはどのようにキーワードを選定するのでしょうか。
まず、SEOキーワードツール「MIERUCA(ミエルカ)」を活用し、お客様の事業、サービス・商品、そしてユーザーの悩みを分析します。次いで、検索ボリュームの多いキーワードや競合サイトを徹底的に調査し、より効果的なキーワード戦略を立てていきます。
しかし、それだけでは表面的なデータを集めただけに過ぎません。
そのため、私たちはお客様の現場に赴いて、事業ヒアリングを入念に行い、デジタルデータとリアルな現場の知見を掛け合わせていきます。
日宣パートナーズはこの工程を何より大切にしています。
このプロセスを経ることで、お客様のビジネスに最適なキーワード選定による運用が実現できます。
リスティング広告の戦略的アプローチ
まず広げて、データをもとに最適化する
中小企業では、高額なキーワードの競争を避けるため、リスティング広告のターゲットを最初から狭く設定しがちです。しかし、実は 「広く打ってから絞る」 というアプローチも有効です。なぜなら、事前の想像だけでは、本当に効果のあるキーワードを見極めるのは難しいからです。
少し話が変わりますが、私の子どものテニスコーチがこんなことを言っていました。
「風の強い日に、どのくらいの力で打てばいいかは、試合をしてみないと分からない」と。
つまり、いくら頭の中でシミュレーションを繰り返しても、実際に風の中でボールを打った人にしか感覚は掴めないよね?ということなのです。
踏み出さなければ始まりません。むしろ、現代は行動しないことによる後退のリスクの方が大きいのではないでしょうか。
リスティング広告も同じです。
実際に運用してみて初めて分かることがあるので、データを見ながら試行錯誤することが大切です。
数値データを活用しながら柔軟に最適化する
キーワードは、 広げることも正解、絞ることも正解。
大切なのは数値データを根拠に、固定観念にとらわれず運用することです。
例えば、「買いたい」「行きたい」といった購入層をターゲットにしているのに、「知りたい」という情報収集層向けのキーワードを選んで広告運用をしているというケースが見受けられます。
「知りたい」欲求が満たされれば離脱してしまう可能性も高いため、無駄な広告費がかかるということにもなりかねません。ユーザーにしてもらいたい行動とは何かを考えて選定し、選んだキーワードとそのボリュームの分析を重ね改善していくことが大切です。
「知りたい」人は、「買わない」人なのか?
一方で、情報収集層だからといって全く価値がないわけではありません。
「調べていただけなのに、気づいたら買っていた」という経験はありませんか?
たとえば、
・なんとなく旅行サイトを見ていたら、気づいたら予約していた
・家具の口コミを調べていたら、結局そのまま購入した
こうしたことは日常でもよくあります。
先に述べたことと矛盾するようですが、「情報収集層」も適切にフォローすれば、購入につながる可能性もあるのです。
そのため、広告戦略は最初から決めつけるのではなく、データをもとに柔軟に調整することが重要です。
試行錯誤しながら「最適な風向き」をつかむ
風が強い日のテニスの試合と同じように、 実際にやってみなければ分からないことがたくさんあります。
リスティング広告でも、まず広く試してデータを取り、最適な戦略を見極めていくことが成功への近道です。
「想定通りにいかなかった」ではなく、「データを得ることができた」と考える。
この視点を持つことで、ビジネスの可能性が広がり、広告の運用はより効果的になります。
手法2:ブログなどのコンテンツマーケティングに活かす
ブログの流入を増やすためにキーワードが必要な理由
検索エンジン経由での流入を増やすためには、ブログ記事の中に適切なキーワードを組み込むことが重要です。たとえば、「テニスラケット 選び方」というキーワードを盛り込んだ記事を書けば、その情報を求めるユーザーが検索エンジンを通じて訪れる可能性が高まります。
「検索されるブログ記事」を作るためのキーワード活用法
ブログ記事にキーワードを適切に盛り込むには、以下のような工夫が必要です。
・タイトルや見出しにキーワードを含める。
・記事の冒頭でキーワードを使い、読者に伝わりやすくする。
・関連するキーワードを自然に本文中に組み込む。
まとめ
現代のマーケティングでは、低コストでトライ&エラーを繰り返しながら、最適な戦略を見つけられるのが大きな強みです。
自社に合ったキーワードを見つけ、それを戦略的に活用することで、公式サイトの流入を増やすことができます。ぜひ、自社のキーワードを見直し、効果的に活用してみてましょう。
また、広告代理店に依頼している場合でも、定期的に相談しながら改善を進めることをおすすめします。
日宣パートナーズでは、リスティング広告やコンテンツマーケティングを手法としたマーケティング支援も行っています。キーワード選定にお悩みのお客様もお気軽にご相談ください。